ロイヤル・オペラ 「スペードの女王」 〜英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2018-19
手に入れたいのは愛か?成功か? ロシアの小説家プーシキンの短編小説『スペードの女王』をもとに、チャイコフスキーとその弟がよりドラマチックに作り替えた野心的なオペラ。
世界最高峰の名門歌劇場「英国ロイヤル・オペラ・ハウス」の人気公演12演目の舞台映像を映画館で順次上映。舞台裏でのインタビューや特別映像を追加し、映画館の大スクリーンと迫力の音響でライブ観劇しているような臨場感が味わえる。
若い士官ゲルマンは、伯爵家の娘リーザに燃えるような恋をしている。だがリーザにはエレツキー公爵という婚約者がいた。ゲルマンは身分違いの恋を成就させるために、賭け事に必ず勝てる3枚のカードの秘密をリーザの祖母、伯爵夫人から聞き出そうとするのだが…。
帝政ロシアのサンクトペテルブルクを舞台に、野心に満ちた青年士官が狂気に取り憑かれ、自分と恋人を破滅へ追い込むまでを描いた名作。プーシキンの小説を原作にチャイコフスキーがオペラ化した。《白鳥の湖》《くるみ割り人形》《眠りの森の美女》などのバレエや、オペラ《エフゲニー・オネーギン》でおなじみの優美な音楽に加え、悪徳をはらんだドラマチックな展開が息をもつかせない。
英国ロイヤル・オペラの《スペードの女王》は、ノルウェー出身の売れっ子演出家ステファン・ヘアハイムが手がけ大評判になったプロダクションの上演である。ヘアハイムは舞台にチャイコフスキーを登場させ、この悲劇を作曲家自身の不幸と重ね合わせて読み解いた。スター歌手たちの出演も魅力だ。ゲルマン役にはアレクサンドルス・アントネンコに代わりセルゲイ・ポリャコフ、そして今回の演出ではチャイコフスキー役も兼ねるエレツキー公爵役に演技派のウラディーミル・ストヤノフ、美貌のリーザにエヴァ=マリア・ウェストブロック、そして老伯爵夫人役にフェシリティ・パーマーが出演する。パッパーノの指揮はチャイコフスキーのドラマを浮き彫りにしてくれるだろう。
作曲:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
演出:ステファン・ヘアハイム
指揮:アントニオ・パッパーノ
出演:セルゲイ・ポリャコフ(ゲルマン)、ウラディミール・ストヤノフ(エレツキー公爵)、エヴァ=マリア・ウェストブロック(リーザ)、フェシリティ・パーマー(伯爵夫人)
会場 | 福岡中洲 大洋映画劇場 http://www.nakasu-taiyo.co.jp/ 〒810-0801 福岡県福岡市博多区中洲4-6-18 |
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入場料/料金 |
有料 一般:3,600円 |
お申込み | 詳細は公式HPにて http://tohotowa.co.jp/roh/ |
お問い合わせ |
中洲大洋映画劇場 TEL 092-291-4058 |
特記事項 | (c) Karl and Monika Forster |