ロイヤル・オペラ『ドン・パスクワ-レ』 〜英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2019/20
ブリン・ターフェルがドン・パスクワーレ役に初挑戦!
ミキエレットが演出する、舞台を現代に移した「ドン・パスクワーレ」
世界最高峰の名門歌劇場「英国ロイヤル・オペラ・ハウス」の人気公演12演目の舞台映像を映画館で順次上映。舞台裏でのインタビューや特別映像を追加し、映画館の大スクリーンと迫力の音響でライブ観劇しているような臨場感が味わえる。
老人いじめ?女性の権利を獲得するための闘い?ドニゼッティ最後のオペラ・ブッファ(喜歌劇)「ドン・パスクワーレ」は、金満家の老人ドン・パスクワーレが、言うことを聞かない甥エルネストを懲らしめようとして、彼と恋人のノリーナ、そして彼らの友人マラテスタの策略にかかり大変な目にあってしまう物語。
2019年春にパリ・オペラ座で上演されて大人気を得たミキエレットの演出がロイヤル・オペラ・ハウスでも上演、現代的で辛口な切り口が大きな話題となった。英国で圧倒的な人気を誇るウェールズ出身のバス・バリトン、サー・ブリン・ターフェルが初めてタイトルロールのドン・パスクワーレ役を演じ、台詞の細かいニュアンスまで素晴らしい表現で役を熱演している。
ヨーロッパで人気抜群のロシア人ソプラノ、オルガ・ペレチャッコが英国ロイヤル・オペラ・ハウスへのデビューとしてノリーナ役を歌い、抜群のテクニックと演技力で高い評価を得た他、気の弱い青年エルネスト役のテノール、イオアン・ホテア、スタイリッシュなマラテスタ役のバリトン、マルクス・ヴェルバなどが活躍。ノリーナの登場のアリア「あの騎士の眼差しは」は、映画撮影のセットでアシスタントとして働くノリーナによって歌われるなど、ヴィヴィッドで活気あふれる舞台。
〈あらすじ〉19世紀半ばのローマ。資産家で独り身のドン・パスクワーレは、甥のエルネストに財産を譲るつもりが、エルネストが若い未亡人にうつつを抜かしドン・パスクワーレの薦める良家の子女との結婚を断固として断るのに腹をたて、いっそのこと自分が若い娘と結婚してしまおうと決心。しかしドン・パスクワーレの主治医ながら実はエルネストの親友でもあるマラテスタが知恵を働かせ、エルネストの愛するノリーナを自分の妹ソフロニアであると偽り、ドン・パスクワーレの花嫁として差し出す。ドン・パスクワーレは天にも昇る気持ちで有頂天になるが、結婚の契約を交わした途端、この花嫁は悪魔のような悪妻に変身、年老いたドン・パスクワーレを翻弄し始め・・・。
〈作曲〉 ガエターノ・ドニゼッティ〈演出〉 ダミアーノ・ミキエレット 〈指揮〉 エヴェリーノ・ピド
〈出演〉 ドン・パスクワーレ:ブリン・ターフェル、ノリーナ:オルガ・ペレチャッコ、エルネスト:イオアン・ホテア、マラテスタ:マルクス・ヴェルバ
会場 | 福岡中洲 大洋映画劇場 http://www.nakasu-taiyo.co.jp/ 〒810-0801 福岡県福岡市博多区中洲4-6-18 |
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入場料/料金 |
有料 詳細は劇場HPにて |
お申込み | 詳細は公式HPにて http://tohotowa.co.jp/roh/ |
お問い合わせ |
中洲大洋映画劇場 TEL 092-291-4058 |
特記事項 | (c) 2019 photograph by Clive Barda |