桃中軒雲右衛門生誕150周年記念公演『再興!浪曲の街・福岡 〜雲右衛門と福岡、玄洋社〜』

2023年10月8日(日) 14:30開演(14:00開場)

東京を拠点に活躍する浪曲師・東家孝太郎さんによる独演会『再興!浪曲の街・福岡 〜雲右衛門と福岡、玄洋社〜』が開催されます。

本公演は、浪曲中興の祖として知られ、明治時代末期に福岡を拠点に活躍した桃中軒雲右衛門の生誕150周年を記念して企画されたもので、歴史作家の浦辺登さんによるアフタートークでは、雲右衛門の活動を支援した「玄洋社」「宮崎滔天(桃中軒牛右衛門)」「福本日南」について、その関わりを紐解いていきます。

また、本公演の成功に向けたクラウドファンディング企画を9月15日(金)まで実施中です。

ぜひ、この機会に近年ブーム再燃の兆しを見せる「浪曲」の魅力、福岡ゆかりの浪曲師の歴史ロマンに触れてみてはいかがでしょうか?

■出演
東家孝太郎(浪曲師)/沢村まみ(曲師)/トークゲスト:浦辺登(歴史作家)

■演目
「小林平八郎の最後」「桃中軒雲右衛門〜桃源の風雲児」

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<関連企画>
クラウドファンディング企画『桃中軒雲右衛門生誕150周年記念公演を福岡で成功させたい!』を9月15日(金)までCAMPFIREにて実施中☆
https://camp-fire.jp/projects/view/680401
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■浪曲師・東家孝太郎さんからのメッセージ

私の師匠二代目東家浦太郎は実に数多くの外題を演じましたが、その中でも数少ない関西節の演題の一つに「桃中軒雲右衛門・桃源の風雲児」(原作榎本滋民、脚色芝清之)があります。雲右衛門先生の立志伝で、「私もいつかこの外題をやりたい、今は無理だけどいつか必ず!」とひそかに胸のうちで志を抱いていました。折しも昨年、演劇「夢・桃中軒牛右衛門の」(演出 流山児祥)にて雲調の節付けのお仕事をしたところで、その後に「雲右衛門先生の生誕150周年記念公演」のお話を頂きまして
「いよいよやるか!」と発奮致しました。それも雲右衛門先生のゆかりの地、福岡にての公演。
不世出の浪花節語りの辿った道…そこに想いを馳せると胸が熱く高鳴ります。私含め、この会に関わる方々の「志」と、皆様の「志」、何か共鳴するものがあれば是非応援下さいますと幸甚に存じます。
時を越え蘇る「熱い想い」の万分の一でも伝わったのであれば、これに勝る喜びはございません。
福岡の皆様、ご来場を心よりお待ち致しております。

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■歴史作家・浦辺登さんからのメッセージ

浪曲と聞くと多くの方は「古くさい話芸」と思っている。しかし、これは実に新しい、革命的なメディアだ。そもそもの成りたちからして、反権力である。文字の読み書きも十分でない時代、庶民に、社会の出来事を三味線に合わせて語ってみせた。桃中軒牛右衛門こと宮崎滔天からして、自由民権を底辺に蠢く人々に語ってみせた。忖度だらけの世において、聴衆とともに双方向で人の真情を確認できるのは浪曲だ。この古くて新しいメディアの成長を注視していきたい。

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■「博多創作話芸の会」代表・笠井祐史さんからのメッセージ

今回の企画にあたって、雲右衛門ゆかりの浪曲師を探す過程で、昨年亡くなった東家浦太郎師匠がズバリ「桃中軒雲右衛門」なるネタを口演していた事、そして弟子の東家孝太郎さんが昨年、宮崎滔天(牛右衛門)を主人公にした演劇で浪曲を監修し、その縁で師匠の持ちネタに着手しようとしていた事を聞きつけ、もうこの人しかいない!とオファーしました。
また、その経歴から、音楽を切り口に浪曲の楽しみを伝えられる人物として、元々福岡に呼びたかった浪曲師です。今回は浪曲界の至宝、沢村豊子門下の若手曲師「沢村まみ」を帯同して来福、「義士銘々伝」で名を馳せた雲右衛門にちなみ、忠臣蔵から「小林平八郎の最後、そして師匠譲りの「桃中軒雲右衛門〜桃源の風雲児」を初口演します。
桃中軒雲右衛門生誕150周年の今年、地方でこのような企画ができるのはここ福岡しかないと自負しております。時は明治、福岡の人々が東京から来た雲右衛門を支え、日本一の芸人となるよう送り出したように令和の今、再びここ福岡で浪曲の記憶を呼び覚まし、福岡県民の心意気を鼓吹したい!福岡の皆さんはもちろん、全国の皆様から、地方発信の取り組みにどうかご助力賜りますよう厚くお願い申し上げる次第でございます。公演の成功を目指して、何卒ご支援よろしくお願いします。

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