佐藤豊彦と門下生によるバロックリュートコンサート「華麗なる様式～天才リュート奏者ヴァイスの世界～」

バロックリュートは11コース20弦のリュートで、17世紀末頃からドイツ語圏で流行します。その音楽を「ガラント様式」、日本語では「華麗なる様式」といいます。18世紀中頃までで突出した天才リュート奏者がヴァイス(Sylvius Leopold Weiss 1687-1750)です。
ヴァイスが残した400曲以上の曲の大半はソロ曲で主に組曲です。数少ないアンサンブル曲としてはフルートとの二重奏曲や2台のバロックリュートによる二重奏曲がありますが、ほとんどは片方のパートしか残っていません。今回のコンサートではソロはFメジャーの組曲を演奏し、ニ重奏はGマイナーの組曲を演奏しますが、片方のパートだけしか残っていないため、もう1つのパートは佐藤豊彦が作曲したものを演奏します。
いずれのリュートも今ではあまり聴くことの無い、昔ながらのガット(羊などの腸を捩って作った)弦を使用して演奏されます。

演奏曲目
高野那菜 バロックリュートソロ 組曲Fメジャー
佐藤豊彦&高野美佐子 バロックリュート二重奏 組曲Gマイナー
※ 曲目は都合により変更することがあります。